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石屋の出来事

恩人のご納骨

こんにちは。店長の佐藤です。
私の墓屋としての恩人のご納骨を承ったのでご紹介します。

慈照様

今回ご納骨を承った方のお名前は「慈照(ジショウ)」様と言います。私が墓屋になって間もない頃、いろいろと教えて頂きました。慈照様は僧職にあり、当時からデザイン墓石が得意だったいずみの杜とはちょっと指向が違うような気もしたのですが、なぜかとても気に入って頂き、全然知識の足りない私を可愛がってくださいました。

在家の僧職

慈照様は日蓮宗の在家僧侶でした。「在家」とは「出家」と対になる言葉で、俗に身を置きながら僧職としての務めを果たすことです。日蓮宗の開祖、日蓮は世俗の中で釈迦の教えを護持することを肯定し、出家と在家を区別しませんでした。そのことからこの宗派では在家の僧職もいらっしゃるようです。

南無妙法蓮華経

日蓮宗の唱題は「南無妙法蓮華経」です。蛇足ですが、「南無阿弥陀仏」を唱題とする浄土宗の開祖、法然は日蓮と犬猿の仲だったそうです。日蓮宗のお墓では、「南無妙法蓮華経」もしくは「妙法」と彫刻されることが大半です。しかし慈照様はご自身で建てたお墓にはどちらも彫刻しませんでした。この時に宗教の教えの大切さとこれからのお墓の意義について長話をしたことが今も鮮明に記憶にあります。
<まとめ>

慈照様は仏の教えについて熱心に学んでいる方でしたが、同時に現在の世情に合った供養についても柔軟な考えを持った方でした。新米の墓屋だった私は、その考え方に影響をうけ現在に至ります(ちなみに私は日蓮宗に帰依しているわけではありません)。また慈照様はとてもいいおじいちゃんだったようで、ご納骨の後にはお孫さんが「おじいちゃんとスリ-ショット!!」とはしゃぎながら自撮りしていました。

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