こんにちは。店長の佐藤です。
また一つ想いのこもったお墓が完成しましたので、ご紹介します。
このお墓の主役は彫刻です
このお墓はお亡くなりになった旦那様のために奥様が建てたお墓です。
「空」は「そら」ではなく「くう」です。風景としての「そら」のことではなく、ご夫婦の生活感や人生観を表す言葉としてお選びになりました。
よく私たちがお墓を建てる際お勧めするのは「残したい、伝えたい思いをお墓に込めてください」ということですが、まさにこのお墓が伝えたい思いが「空」一文字です。
習い事は「隷書」専門のお習字です
選んだ「空」にも思いがこもっていますが、この書体は少し珍しい「隷書体」で、奥様の手書きの文字になります。習い事でお習字を、しかも隷書体専門でなさっていたと聞いたので、お願いしてみました。ここしばらくはブランクが空いていたとのことで、道具を引っ張り出すところから始めて頂きました。やはり間が空くと満足のいく出来にはならないそうで、何回も練習、書き直しをして頂きました。
<まとめ>
普通お墓を考える時には、デザイン→石種→彫刻の順番になると思います。しかしもっとも大切なものを残したい時には、彫刻→石種→デザインとなることもあります。伝えたい「空」を手書きにして、より引き立つ石種を選び、その組み合わせを活かすデザインを起こす。今回のお墓はそんな順番で完成しました。
この記事へのコメントはありません。