石のコト

お墓の大敵「花粉」

こんにちは。店長の佐藤です。
そろそろ花粉症の方はつらい時期になってきましたが、お墓にとっても花粉の飛散は無視できない出来事です。今回はお墓と花粉のお話しをさせて頂きます。

花粉の粒子はとても細かいです


町中にお住まいで、町中にお勤めの方はあまり花粉をシゲシゲ見る機会がないと思いますが、花粉の粒子はとても細かく、一番飛散するスギの花粉は20μm(マイクロメ-トル)。1mmの1/50の大きさです。ちなみに花粉の色を白だと思っている方が多いようですが、実際は黄緑色です。3月も中旬になると、晴れて風の強い日には、杉林の上には黄緑色の雲が掛かったようになります。

石材の性能は「硬さ」と「吸水」で決まります

一般にお墓に使われる石材で注目される性能は「圧縮強度」と「吸水率」です。屋外の建造物であるお墓に硬くて強い石を使うことが望ましいのは当然です。硬い石なら磨いた表面の艶がくすみにくくなります。水を吸いにくいのが理想ですが、雨水(純粋)を吸う分にはまったく問題ありません。乾けば元通りです。ここで花粉が出てきますが、雨水を吸う時に花粉(汚れ)を一緒に吸ってしまうのです。いずれ水分は渇き、花粉が石の中に残ってしまうことになります。

中に浸透しなくても表面に浸透します


内部に入らなくても花粉はお墓の敵です。彫刻部分やフロアの滑り止め部分には花粉が付着し、そのまま残ってしまいます。そしていずれはカビになり、赤茶色になってお墓の見栄えを落とします。ただし表面への付着であれば所詮はカビなので除去するのは簡単です。

墓地は花粉だらけです


皆さんもイメ-ジすると思いますが、お墓が建つ墓地は花粉を浴びる環境にあることが大半です。寺院にしても公営にしても、林を背負っていたり山の中にあったりします。これは家や商店、工場を建てない場所に墓地を作るということもありますが、墓地を造成する際には周辺に緑地を残すことを義務付けられていることも要因です。

<まとめ>

お墓にとって花粉の時期は、雪が降る真冬よりも受難の季節です。だからといってお墓を室内に建てるわけにはいきません。大切なお墓をずっと綺麗に保つためには吸水率の低い石材を使うことがとても大切になります。

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