こんにちは。店長の佐藤です。
また一つ想いのこもった素敵なお墓が完成しましたので、ご紹介します。
一見するとお墓には見えないデザインです
デザイン性の高いお墓づくりをお手伝いすることが多い私たち「いずみの杜」ですが、今回完成したお墓はその中でもかなり先鋭的なデザインと言えます。お墓の「線」にはどこかしら丸さが求められることが多いものですが、敢えて直線のみで構成されたフォルムは絶妙な各部のサイズバランスのお陰で、冷たいイメ-ジはなく、凛とした気品を感じさせます。
鋭敏な直線を際立たせる石種の組み合わせを選択しました
東北ではお墓に使う石としては、やはり黒の御影石が一番に人気があります。東日本には黒御影石の産地が多かったことが由来ですが、実際お墓を建てた際にも黒は高級感・重厚感があります。しかし今回のデザインの場合、黒一色で作った時には威圧感と紙一重になってしまうことを危惧しました。黒と相性のいい「ノルウェ-産のブル-パ-ル」という御影石をバランスよく配置することで、上品な華やかさが生まれます。
フロアには和をイメ-ジさせる「青海波」を彫刻しました
完全な洋型のデザイン墓石に和柄の「青海波」の彫刻を施しました。私たちいずみの杜では多種多様な彫刻図案を提案させて頂いていますが、今回の施主様はまったく迷うことなく「青海波」を選択。まさに即決でした。直線的なデザイン、華やかなブル-パ-ルのワンポイント、伝統的な青海波がまったく喧嘩することなく一つのお墓の中で調和しています。
<まとめ>
デザイン、石種、彫刻などすべてのプランが決まり、実際の墓所に実際にお墓が完成した後で、施主様がなぜ「青海波」を即決したのかをこそっと教えてくれました。亡くなった旦那様との一番大切な一番思い出に残っている食事をしたレストランのテ-ブルクロスが「青海波」だったそうです。お墓もとても素晴らしい出来栄えです。でも「青海波」を即決した、そして最後の最後に理由を教えてくれた施主様は、とても可愛らしくお墓以上に素敵だと思います。
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