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今年も全優石「ニュ-デザインお墓コンテスト」の発表がありました

こんにちは。店長の佐藤です。
お盆も近くなったこの時期、毎年全優石の「ニュ-デザインお墓コンテスト」の発表が
あり、普段からお墓に接する私たちも「お墓ってなんだろう」と改めて考えさせられます。
今年の20の入賞デザインの中から、私が建立をお手伝いさせて頂いた3つのお墓をご紹介します。

‘おじいちゃんと孫の絆‘


私は山形県村山市の出身で、現在は仙台市に住んでいます。数年前に両親も仙台に転居し、市内のお寺に入壇しました。私たちの生活は落ち着きつつありましたが、ご先祖様のことが気がかりです。お墓は山形に残してきたままでした。そんな時、父が亡くなり、父には自分たちの近くで眠って欲しい、ご先祖様にも近くで見守って欲しい とお墓を仙台に移す決意をしました。まずは新しく建てるお墓を考えなくてはいけません。私の父はとても歴史に詳しい人でした。そして私の息子は大の歴史好き。お墓を建てる場所は仙台。そのうえお墓を建てた2017年は伊達政宗公の生誕450年にあたる年。デザインは高校生の息子に任せました。彼は政宗公の兜飾りをお墓のモチ-フに取り入れました。さすがは私の父の孫です。今ではご先祖様揃って仙台にお引越しも完了し、伊達政宗の兜の下から私たちを見守ってくれています。

‘心を寄せる場所’


主人と主人の両親が眠るお墓を、主人の17回忌を期に私たちが生活する仙台へ移すことに決めました。仙台に家を建て、仕事も順調、子供たちも中学と高校で新生活を始めた矢先に、突然主人は交通事故で帰らぬ人となりました。子供の成長を見届けることが出来ず、主人もきっと無念だったと思います。残された私たちも今日まで一生懸命に生きてきました。「お参りに行けるお墓がいいお墓」。もっと近くに自分たちの心を寄せるための場所が欲しいと願って今日まで過ごしてきました。つらく苦しいこともたくさんありましたが、先立ってしまった主人とも、残されてしまった私たちにも大切な思い出がたくさんあり、その思い出がいつでも色鮮やかに蘇るよう、お墓には「彩想」と刻みました。主人や父母に私たちを見て欲しい、見守って欲しい。またいつか私も子供たちを見守っていきたい。光を通して透き通るガラスなら、そんな願いも叶いそうな気がしてステンドグラスを使ってみました。ステンドグラス作成の打ち合わせの時に連れて行かれた工房に、今は生徒として通っています。そんな私の毎日を主人はきっとお墓のステンドグラス越しに見守っていてくれます。「いつかは私の作ったステンドグラスを主人と両親のお墓に」。お墓屋さんとの約束です。

‘宇宙の掌の中’


東北の、特に太平洋側に住む人たちなら、決して忘れることの出来ないあの震災から七年が経ちました。もう七年、まだ七年。人によって感じ方は違うかもしれませんが、妻と二人の娘を亡くし、一人残されてしまった私にとっては、「まだ」でも「もう」でもなく「今でも」の出来事です。いつかはさよならをする日が来て、その順序にはル-ルが普通はあります。でもル-ルがあれば反則だって時にはあります。何年何十年経っても納得できることはないでしょう。でも愛する家族を私の中で永遠にするためにお墓を建てる決意をしました。私から家族への「永久欠番」の進呈、そんな想いを表現したお墓にしたいと考えました。「包み込むような」「力強く受けとめるような」お墓の形は「宇宙の掌」をイメ-ジしています。本来のお墓の在り方としては不適切なのかもしれませんが、どうしても私たち家族だけの思い出を残したいと考え、ステンドグラスを作成することにしました。一番の思い出・・・選べません。左右対にして二つに絞ることにしましたが、それでも足りません。四季で一つずつ残すことに決めました。春には「花見」夏には「花火大会」秋には「定禅寺通りのジャズフェス」冬には「光のペ-ジェント」。仙台の四季折々の風物詩はそのまま私たち家族の思い出です。皆んなが眠るこの場所に何度でも会いに行きます。

<まとめ>

今回入選した他の作品もとても素晴らしいものでした。実は私がお手伝いさせて頂いた他のお墓で選から漏れてしまったデザインもあり、その全てが素晴らしいデザインとエピソ-ドで建てられたお墓ばかりです。デザインコンテストの目的は決して優劣を競うものではなく、今のお墓の、そしてこれからのお墓とはなんなのかを皆さんに問いかけるイベントだと思います。

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